パナソニック コネクト、大阪トヨペットに「タフブックFZ-55」納入…過酷な整備現場で安定稼働

大阪トヨペットがパナソニック コネクトの「タフブックFZ-55」導入
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パナソニック コネクトは、大阪トヨペットに「タフブックFZ-55」シリーズを納入したと発表した。

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大阪トヨペットでは、整備現場で使用するデバイスを従来のノートPCから、過酷な環境下でも故障率の低さを実証していたタフブックFZ-55へ刷新することで、整備現場での安定した端末の稼働、大画面と高性能による作業効率の向上、そして修理コストの低減を実現した。

大阪トヨペットでは従来、自動車整備現場における車両点検、修理手順確認、システム診断・更新など、多岐にわたる業務で通常のノートPCを活用してきた。しかし、実際の運用においては課題が顕在化していた。

整備現場は、激しい温度変化や多くの粉塵が存在する上、端末の持ち運びによる落下の危険性も高いため、通常のノートPCでは耐えられない過酷な作業環境であり、常に故障・破損するかもしれない不安の中で作業を行っていた。実際、ノートPCの故障・破損が常態化していたため、高額な修理コストが組織にとって負担になっていた。

また、車検や法定点検の際、車両図面や修理手順などが細かく書かれた修理書をPC上で確認することや、車両とPCを接続して点検作業を行うことが増えてきたため、視認性と作業性の観点から、大画面かつ処理性能の高いPCが求められていた。

こうした背景から、整備現場の過酷な環境に耐えうる堅牢性を持ち、安定した性能で業務を中断させない新たな端末の導入検討が進められることとなった。

大阪トヨペットでは新たに導入する端末を選定するにあたり、「使う場所を選ばない堅牢性」と「作業効率を上げる大画面と高性能」の2点が決め手となり、タフブックFZ-55の採用を決定した。

整備現場は、温度変化が激しく粉塵が舞い、精密機械にとっては非常に過酷な環境であることから、システムサポートグループの中島氏は「タフブックFZ-55の動作温度は最高プラス50度、最低マイナス10度であり、また防塵・防滴設計なので、一年中場所や環境を選ばずに駆動できる堅牢性が魅力」と語る。

タフブックFZ-55は14インチの大画面でタッチパネルを搭載しているため、ピンチアウト・ピンチイン操作が容易なことから「修理書などの細かい資料もストレスなく確認することができている」とサービスエンジニアの山中氏は評価する。

かつては物理的な工具が中心だった整備現場も、車両のコンピュータ化が進み、PCを介した作業の割合が増加してきた。作業中にPCが止まると、車両へのシステムインストールや点検作業が中断され、最悪の場合、車両のソフトウェア破損にもつながりかねない。だからこそ、安定したパフォーマンスを出せるタフブックは工具と同じくらい信頼があり欠かせないものとなっている。

さらに、起動時の接続が以前使用していたノートPCより体感で30秒ほど速くなっており、一日に何度も行われる作業の積み重ねが作業効率向上に大きく貢献しているという。タフブックFZ-55が14インチの大画面モデルであると同時に、インテル Core i5-1345Uプロセッサー搭載で処理能力が高いことを評価している。

大阪トヨペットでは、タフブックFZ-55の導入によって実現した現場改善を土台に、次の一手を模索している。車両のコンピュータ化が進む中で「整備現場でのPC利用は今後も増えると見込んでおり、必要な時に確実に動作する、作業を止めないPCを安心して使い続けたい」と中島氏は述べ、タフブックFZ-55へ信頼を寄せている。

大阪トヨペットは、タフブックFZ-55とともに、現場で働くスタッフの負担軽減や顧客サービスの向上につなげていくビジョンを描いている。

《森脇稔》

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