AGENCIAは、自社開発のSaaSプラットフォーム「360°Car」が「世界最大のオンライン360°車両ビューアルバム」として、ギネス世界記録に正式認定されたと発表した。
登録車両画像は709万6049件に達し、AGENCIAはAI×360°イメージング分野のリーディングカンパニーとして、新たな国際基準を築いている。
中古車市場を中心に、車両画像の標準化、購買者の信頼向上、業務のデジタル化が急速に求められている。AGENCIAが特許を保有する360°イメージング技術は、こうした市場課題に応える形で、ユーザーが数秒で高品質かつ標準化された車両画像を撮影できる仕組みを提供する。
スマートフォンアプリ「360°Car」(iOS/Android)で撮影した画像は自動的にクラウドへアップロードされ、数分でAIが車両のデジタルプロファイルを生成する。
現在、リクルートカーセンサー、ホンダ、スズキ、日産、ガリバー、USSオークションなど4000社超が導入。累計2369万台の車両データを処理し、導入企業では問い合わせ件数が1.8倍、掲載効率が2.5倍に向上している。
今回の認定は、単なる記録達成にとどまらず、AGENCIAのデータ主導型ビジネスモデルが国際的に高い信頼性と成長性を備えていることを示すものになるという。
市場標準としての地位確立では、709万6049台の360°画像データが、自動車流通における可視化の新基準として機能。国内外主要プラットフォームでは標準フォーマット化が進行している。
エコシステム全体への波及効果として、360°画像は中古車販売にとどまらず、遠隔査定、保険損害評価、残価分析、整備履歴管理など、関連領域のDXを推進している。
AI開発を支える知的資産では、膨大な自社データが他社による模倣を困難にし、独自AIの精度と開発スピードを継続的に高めている。
AGENCIAの「AI × データ × SaaS」モデルは、単なるツール提供を超え、自動車産業全体の信頼基盤として機能するデジタル・インフラ事業へと進化している。
ギネス世界記録認定を新たな出発点として、AGENCIAは「AIが現場で機能する世界」の実現に向け、次の成長フェーズへ進む。
「現場で使えるAI」ソリューションの高度化では、709万6049台分の学習データを活用し、検査・撮影・販売・マーケティングの各工程を自動化。現場で即戦力となるAIソリューションを強化している。
主要機能として、瑕疵自動検出AI(傷・凹み検出)、コーションプレート認識AI(車台番号・年式解析)、タイヤ分析AI(製造年・モデル自動認識)、画像安定化AI/インテリジェントレタッチAI、SNS広告素材自動生成AIを提供。
すべての機能はAPI連携・ノーコード導入に対応し、既存のDMS・ECシステムへ即時統合が可能。AI活用による業務効率化と利益率の最大化を支えている。
グローバル市場への本格展開では、日本で確立した成功モデルを基盤に、海外の自動車プラットフォームおよびオークション事業者との戦略的提携を拡大した。
多言語対応版「360°Car Global SaaS」と国際API連携を推進し、透明性・効率性・信頼性を備えた自動車取引の世界標準を構築している。
AGENCIAは、AIとデータを融合したプラットフォームを通じて、グローバルモビリティ産業のDXを推進し、現場から世界へと広がる信頼のインフラを拡張していく。
導入企業数は前年比135%増(高い顧客定着率を維持)、海外売上比率は2028年度までに50%を目標(グローバルポートフォリオを拡充)、AI研究開発投資比率は年間売上の40%を再投資(技術革新と品質向上を継続)としている。
AGENCIAは「データ × AI × モビリティ」の融合により、自動車産業のデジタル経済を再構築し、次世代の産業インフラを担うリーディングカンパニーとして進化を続けている。





