トランスコスモスは、改正物流2法(貨物自動車運送事業法、流通業務総合効率化法)に対応した物流DXソリューションサービス「trans-logiManager」を開始したと発表した。
【画像】「trans-logiManager」のレポートイメージ
同サービスは、物流2024年問題への対策として、特定事業者に義務付けられる物流統括管理者(CLO)の設置や中長期計画の提出などに対応する。ドライバーの労働時間管理や中長期計画・定期報告の作成支援など、CLOに求められる機能を可視化し、情報集約と各種サービスを月額40万円から提供する。
サービス内容は4つの柱で構成される。物流情報分析ツールでは、異なる物流関連情報を統合・可視化・分析し、取引先や商品、物流業者別の月毎推移や割合、増減傾向を把握する。運送実績では月別の輸送実績情報を収集し、輸送手段や輸送内容別に表示する。
ドライバー活動時間可視化機能では、複数の拠点を経由する輸送、荷待ち、荷役時間等を集計し、変化・改善の推移や合計時間を表示する。各拠点のバース予約システムや車両のデジタルタコメーターの情報を収集し、車両単位の活動時間を把握する。
物流情報分析・レポート作成では、蓄積された物流関連情報を分析し、傾向や課題などの定型レポートを定期的に作成・提供する。CLO支援改善コンサルティングでは、中長期計画書・定期報告書の作成支援を行い、分析結果に応じた個社別課題解決に向けた支援を提供する。
データ化・クレンジング機能では、物流課題の可視化・分析・改善に必要な情報のデジタル化及びデータ統合・クレンジングサービスを提供する。
同社は2026年春には、需給・在庫最適化を支援する「trans-scManager」のリリースも予定しており、SCMバックオフィスサービスの拡充を図る。
トランスコスモスは、これまでの知見と各種情報の可視化を組み合わせ、効率化・最適化を実現するサービスの提供により物流管理業務を支援するとともに、サプライチェーン全体の課題解決に寄与する、としている。




