次世代アニマノイド「FOX」初公開へ、脳波制御ロボットアームとコラボも…ジャパンモビリティショー2025

VISIONOIDが開発する次世代アニマノイド「FOX」が登場する「ロボットミュージカル」
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VISIONOIDは、10月29日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショー2025の「Tokyo Future Tour 2035」に出展すると発表した。

同社が開発する次世代アニマノイド「FOX」を初公開するほか、身体拡張アーティストでWITH ALS代表理事のEYE VDJ MASA(武藤将胤)氏がゲスト出演する。

武藤氏は脳波でロボットアームを動かし、視線で音と映像をDJする革新的なパフォーマンスを披露する。これは慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科のProject Cybernetic beingの技術協力により実現される。

Brain-Machine Interface(BMI)によって武藤氏の脳波がリアルタイムに解析され、ロボットアームを操作する動作信号として変換される。同時に視線追跡システムによって、視線の動きが音と映像を操る「EYE VDJ」パフォーマンスとして具現化される。

「意識」「視線」「機械」が同期し、身体の限界を超えた拡張された表現が生まれる。さらにAI制御で感情的モーションを行う次世代アニマノイド「FOX」が、武藤氏の動作と音楽に反応する。

「FOX」は、VISIONOIDが開発した次世代アニマノイドで、感情表現と知能的応答を併せ持つ自律型ロボット。AIによる自然対話機能を搭載し、人とロボットの共生をハードとソフトの両面から体現する存在として開発された。

高精度なモーション制御による滑らかな動きと、AIによる学習・感情表現により、テクノロジーでありながら「生命を感じさせる存在感」を目指す。

本プロジェクトは、大阪・関西万博「スポーツ・フューチャーラボ」で披露された「脳波で動くロボットアーム」の発展系であり、「テクノロジーが人の感情や意志をどこまで表現できるか」という問いに挑む試みとなるという。

《森脇稔》

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