月額カーライフサービス「ノレル」を運営するIDOM CaaS Technologyは、全国で自動車販売事業をチェーン展開するカーベルと自動車販売における与信連携に関する業務提携を締結したと発表した。
本提携により、カーベル加盟店での車両購入を希望する顧客のうち、これまで一般的な信販審査を通過できず購入を諦めていた人々に対し、ノレルの独自与信スキームを活用することで、より柔軟にクルマを利用できる仕組みを提供する。
自動車は生活インフラの一部でありながら、与信の壁によって「必要なのに持てない」という課題が依然として存在している。IDOM CaaS Technologyはこれまで、AIと独自のデータ分析を活用し、ユーザーの実態に寄り添った新しい信用を定義する取り組みを進めてきた。
一方、カーベルは全国800店を超える加盟店ネットワークを持ち、地域に根ざした販売・整備体制を展開している。
両社の提携により、テクノロジーとネットワークが結びつくことで、「クルマに乗りたいすべての人に、もう一度チャンスを。」という想いを形にする。
提携によって実現することとして、カーベル加盟店にてノレルの独自与信スキームを導入することにより、審査通過率を大幅に改善する。顧客は店舗を変えることなく、クルマの提案を受けることが可能になる。加盟店は販売機会を広げ、新たな顧客層へのリーチが可能になる。これにより、顧客・販売店・業界全体の三方にとって価値ある新しいエコシステムを構築する。
IDOM CaaS Technologyは現在、全国192店舗の加盟店との連携を開始しており、そのうち約10店舗では、店舗内で独自の審査から契約獲得までを行う仕組みの有効性や運用フローの検証に至っている。今後はその成果をもとに、段階的に加盟店の拡大を進め、より多くの顧客に新たなカーライフ体験を提供していく。
さらに同社は、カーベル以外のディーラーやリースサービス、中古車販売店との提携を積極的に推進し、あらゆる角度から「乗りたい、を叶える。乗れない、をなくす。」の実現に向けて活動していく。



