トーヨータイヤは10月15日、同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY」シリーズをサポートした車両が、10月12日に北海道陸別町で開催された「XCRスプリントカップ北海道」最終戦「とかち2025」においてXC-3クラスで優勝し、同クラスでの年間シリーズチャンピオンを獲得したことを発表した。
【画像】XCRスプリントカップ北海道を支えたOPEN COUNTRY
「XCRスプリントカップ北海道」は、2022年よりシリーズ化されたクロスカントリー車両によるラリーレースで、山間部の林道や砂利道のコースを高速で走破するハイスピードグラベルラリーとして、北海道を舞台に全6戦が開催されるシリーズ戦。
同レースににXC-3クラスより参戦している「WISTERIA with TOYO TIRES」のドライバー藤野秀之選手とコ・ドライバーの玉城詩菜選手は、「OPEN COUNTRY R/T」を装着した参戦車両スズキ『ジムニーシエラ』で第2戦・3戦・4戦に続き最終戦でも勝利し、年間シリーズチャンピオンを獲得した。
藤野秀之選手は「昨年よりトーヨータイヤからサポートをいただき、ラリーに初挑戦しました。2年目の挑戦でまさかシリーズチャンピオンを獲得できるとは思ってもいませんでした。『OPEN COUNTRY R/T』が抜群の性能を発揮したことも相まって、ラリーの楽しさを感じることができました」とコメントした。

コ・ドライバーの玉城詩菜選手は「日頃はドリフト競技のドライバーとして活動するなかで、トーヨータイヤからサポートをいただきラリー競技の世界に飛び込みました。『OPEN COUNTRY R/T』を装着したジムニーシエラは、どのような路面状況においても、高いグリップ性能を発揮し、安心してナビゲートすることができました」と述べた。
なお、同社タイヤサポートチームよりXC-2クラスでは「MMC有志ラリーチーム」がシリーズ2位、XC-3クラスでは「TEAM TRIVAL SPORTS」がシリーズ3位を獲得している。
同社は、過酷な環境下で行なわれるオフロードレースへの参戦経験を、ピックアップトラック/SUV向けタイヤの商品開発にフィードバックして性能を磨いている。今後もレースを通じて得た知見を開発に生かし、より高性能・高品質で魅力ある商品をグローバルにお届けしていくとしている。
