ジヤトコが介護負担軽減へ、移乗機構付き車いす「Lifmy」発表…国際福祉機器展

ジヤトコの移乗機構付き車いす「Lifmy(リフミィ)」
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ジヤトコは、10月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催される「H.C.R.2025 第52回 国際福祉機器展&フォーラム」において、移乗機構付き車いす「Lifmy(リフミィ)」を初公開すると発表した。

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「Lifmy」は「my(私の)」「Life(暮らし)」「Lift me(私を支えて)」の想いを込めた名前で、介護現場の負担軽減と利用者の生活の質を向上させることを目指して開発された。

本製品は介護従事者の身体的・精神的負担軽減と利用者の身体機能維持に寄与し、利用者自身による自立した立ち上がり動作をサポートすることでフレイル予防も視野に入れている。

「Lifmy」はベッドから車いすへの移乗動作を科学的に分析し、独自設計のリフト機構を搭載。安全かつ快適な移動を実現し、トイレでの着脱衣や便器への移乗といった繊細な介助も支援する。

座面機構は安定性に優れ、転倒リスクの軽減を図りながら、多様な生活環境に対応できる設計となっている。

ジヤトコ常務の小川英二氏は「『Lifmy』は介護される方とする方双方に寄り添い、新たな出会いや経験を生み出す。将来的には医療やリハビリ分野への展開も検討している」とコメントしている。

「H.C.R.2025」は東京ビッグサイト西・南展示ホールで開催される。入場は無料で事前登録制。ジヤトコのブース番号はS-4019。10月8日にはメディアセッションとして体験試乗や製品説明が予定されている。

「Lifmy」は重量約27kg、充電式リチウムイオン電池を搭載し、約120回の最大使用が可能。利用者は身長140cmから170cm、体重75kg以下が対象で、発売は2026年初旬を予定している。

《森脇稔》

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