シェフラーは9月4日、中国天津工場で高電圧インバーターブリックの量産を開始したと発表した。中国の大手自動車メーカー向けに供給し、同社の新型電気自動車に搭載される。
このインバーターブリックは、電気自動車の駆動制御において重要な役割を果たす電力変換装置だ。高周波電流パルスを生成し、車両の電気モーターを動作させる。今回量産される製品は、従来の800Vを大幅に上回る最大バッテリー電圧に対応し、最大650AのRMS電流を実現している。
シェフラーのeモビリティ事業部門CEOのトーマス・シュティアレ氏は「スケーラビリティとモジュラー性を組み込んだ戦略的アプローチにより、わずか1年で量産体制を構築できた」と述べた。