ポールスター、EV販売5割増も米関税などの影響で赤字拡大 2025年上半期決算

ポールスターのEV
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スウェーデンのEVメーカーのポールスターは9月3日、2025年上半期(1~6月)の決算を発表した。

2025年上半期の業績は、小売販売台数が前年同期比51.1%増の3万0289台と大幅に増加し、売上高も56.5%増の14億2300万ドルに達した。これは積極的な販売モデルへの移行、小売ネットワークの拡大、魅力的なモデルラインナップが寄与した結果という。

一方で、第2四半期に『ポールスター3』に関する7億3900万ドルの非現金減損費用を計上したことで、粗利益率はマイナス49.4%となった。この減損は、米国で組み立てられる車両の輸入自動車部品に対する関税引き上げによるコスト増加や、電気自動車の価格競争激化による収益性悪化が要因となっている。


《森脇稔》

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