FORVIA HELLA、次世代車載充電器を開発へ…トランスフォーマーなしで高い電力密度実現

FORVIA HELLAの次世代車載充電器
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フォルビア・ヘラ(FORVIA HELLA)は9月2日、ソフトウェア定義型電力変換事業を手がけるタウモーターズとの戦略的開発協力の一環として、先進的な充電ソリューションの開発を開始したと発表した。

両社は電動車向けの「仮想絶縁型車載充電器(viOBC)」の開発に焦点を当て、今後2~3年以内の量産化を目指している。トランスフォーマーを使用しないviOBCは、高い電力密度とエネルギー効率を実現する一方で、重量と必要な設置スペースを大幅に削減できる。

フォルビア・ヘラのエレクトロニクス事業部マネージングディレクターのヨルグ・ワイスガーバー氏は「タウとの提携と、この革新性の高い車載充電器の共同開発を非常に嬉しく思う。この協力により車載充電を次のレベルに押し上げ、電力密度において新たな基準を設定する製品を生み出している」と述べた。


《森脇稔》

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