横浜ゴム、中国・広汽のEV・ハイブリッド車2車種にADVANタイヤを新車装着

ADVAN Sport EV(アドバン・スポーツ・イーブイ)
  • ADVAN Sport EV(アドバン・スポーツ・イーブイ)
  • ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)

横浜ゴムが8月4日、中国のGACグループ(広汽集団)ブランドの新型車2車種にプレミアムタイヤ「ADVAN」シリーズを新車装着用として納入開始したことを発表した。

広汽AIONが2025年4月に発売した新型SUV『HYPTEC HL』には「ADVAN Sport EV」(アドバン・スポーツ・イーブイ)を、広汽Trumpchiが同年3月に発売したプラグインハイブリッドSUV『向往S7』には「ADVAN V61」(アドバン・ブイ・ロクイチ)をそれぞれ供給する。両車種とも装着サイズは255/50R20 109Vとなる。

ADVAN Sport EVは、ハイパフォーマンスカー向けタイヤ「ADVAN Sport V107」をベースに開発されたプレミアムEV向けウルトラハイパフォーマンスサマータイヤだ。低転がり抵抗コンパウンドの採用や、ノイズを低減するポリウレタンフォーム「SILENTFOAM」をタイヤ内面に搭載することで、低電費と静粛性を実現している。タイヤサイドには電動車対応を示す独自マーク「E+」が刻印されている。

『HYPTEC HL』は、ヨットをイメージしたデザイン美学を採用した高級SUVで、航続距離の拡大や急速充電を実現している。車内には高精細ディスプレイやヘッドアップディスプレイなどを備え、インテリジェント運転支援システムも搭載する。

ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)

一方、ADVAN V61はプレミアムSUV向けタイヤで、走行性能に加えて低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性を高次元でバランスさせている。高重量なSUVでの快適な市街ドライブとロングツーリングを実現していることから、数多くのプレミアムSUVに新車装着用として納入されており、補修市場向けサイズの拡大も行うなど、幅広いサイズラインナップで展開している。

『向往S7』は、総合航続距離1150kmの超長距離走行を実現するファミリー向けプラグインハイブリッドSUVだ。0-100km/h加速は5.8秒、登坂能力は40%超を誇る。独自のスマートシステムにより自動駐車や遠隔操作駐車をサポートする。

横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」で高付加価値品比率の最大化を掲げている。その一環として、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」とSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」の新車装着を推進している。特に中国市場においてはEVなど新エネルギー車への納入拡大を図っている。

《ヤマブキデザイン》

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