ヤマハ発動機は、7月24日にオンラインセミナー「森林デジタルデータ活用の最前線~リモートセンシングによる民有林の課題解決~」を開催する。
対象は自治体や森林組合など森林管理に携わる関係者や森林資源の有効活用を目指す人だ。
林業のスマート化や業務の精度・効率向上が求められる中、UAV(無人航空機)を用いたレーザ計測の活用が増加している。ヤマハ発動機の「森林デジタル化サービスRINTO」は、自社製産業用無人ヘリコプターの高い飛行性能と制御技術により、超高密度の点群データを上空から取得し、森林内部の可視化・解析や使いやすいクラウドサービスを一貫して提供している。

セミナーは三部構成で行われる。第一部では国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所の鷹尾元主任研究員が「市町村の意思決定を支援する技術の開発と実装に向けて」と題した研究報告を行う。第二部では愛媛県森林組合連合会総務部の重松孝典次長が「ICT技術を活用した境界明確化と荒廃林の再生」について事例紹介を行う。
第三部は鷹尾氏、重松氏、そしてヤマハ発動機森林計測部の加藤薫部長によるパネルディスカッションで、山地災害予防から脱炭素まで幅広い分野におけるデータ分析と活用の可能性を探る。
セミナーはZoomウェビナー形式で、見逃し配信も予定されている。参加は無料だが事前登録が必要で、締め切りは7月17日、先着250名までとなっている。申し込みはヤマハ発動機のウェブサイトから可能だ。