ポルシェ博物館は、緊急車両をテーマにした無料の子供向け夏季プログラム「Porsche 4Kids」を開始した。9月14日まで開催している
今年のプログラムの中心となるのは、tiptoiペンを使った体験型ラリーだ。子供たちは博物館内を巡りながら、15のステーションで緊急車両の魅力的な世界について学ぶことができる。プログラムは午前9時から午後6時まで、ドイツ語と英語で実施される。

7月29日から8月24日までの期間中は、毎日午前10時と午後2時に「Porsche 4Kids緊急車両ツアー」を開催。5歳以上の子供を対象とした1時間の無料見学ツアーでは、1912年のアウストロ・ダイムラー消防車から、ハイパーカー『918』のセーフティカーまで、ポルシェの安全技術の歴史を学ぶことができる。
より深く体験したい家族向けには、tiptoiペン、クイズボード、ヘッドフォン、色鉛筆セット、情報満載の小冊子が含まれた「Porsche 4Kids緊急パッケージ」付きファミリーチケットも用意されている。

8月6日には、5歳から10歳の子供を対象とした「ビーンバッグチャット」を初開催。健康管理、工場消防隊、工場安全部門の従業員が45分間、子供たちの質問に答える。
プログラムのハイライトの一つが「Pflasterpass」応急手当講習だ。4歳から10歳の子供を対象に、年齢に応じたブロンズ、シルバー、ゴールドの3コースを用意。緊急通報の方法や回復体位、軽傷の手当てなど、緊急時に重要な知識を楽しく学ぶことができる。

ゴールドコースでは植物の毒性、火傷、低体温症、蘇生法なども扱い、約6時間のプログラムとなっている。コース終了後はtiptoi博物館ラリーに参加し、歴史的なポルシェ緊急車両について学ぶ。現代の緊急車両も博物館外に展示される予定だ。