中国のロールスロイス?「紅旗」最上位セダン『H9』が2025年モデルに

第一汽車の「紅旗」ブランドの最上位セダン『H9』の2025年モデル
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中国の第一汽車の高級車ブランド「紅旗」は、最上位セダン『H9』の2025年モデルを発表した。価格は23万5800元(約470万円)からとなっている。

2025年モデルの紅旗H9は、ユーザーから高く評価されている走行性能、高級感、快適性の3つの側面で全面的なアップグレードが施された。手頃な価格設定と進化した製品力により、C+クラスの高級セダン市場での競争力を高めている。

今回のモデルチェンジでは、全車種に8速ATが標準装備された。この変速機は滑らかな動力伝達と優れた燃費性能、静粛性を実現し、安全機能はASIL Dレベルに達している。また、3.0Tモデルには四輪駆動システムが標準装備となった。このシステムは紅旗が独自開発した中国唯一の完全自主開発インテリジェント四輪駆動システムで、伝達効率は96%以上を達成している。

外観面では、全モデルに20インチホイールが標準装備され、「ビジネス仕様」と「プライベート仕様」の2種類のデザインが用意されている。また、以前はオプションだった「ライトパッケージ」も全車標準装備となった。

快適性においても大幅な向上が図られている。フラッグシップモデルでは、後部折りたたみテーブルが標準装備となり、以前はオプションだった後部調光ガラスも標準化された。この調光ガラスは、厚みを増すことなく瞬時に透明度を変えることができ、防音、日焼け防止、プライバシー保護機能を提供する。

紅旗H9は優れた走行性能、全方位の安全性、極上の快適性、そして中国独自の高級感あふれるデザインにより、市場投入以来高い評価を得ている。各界の著名人に選ばれる車として「企業家の新しい名刺」としての地位を確立している。

消費の高度化と産業変革の機会を捉え、2025年モデルの紅旗H9は、C+クラス高級車市場での技術的優位性をさらに強化し、新時代のエリート層により価値のある移動ソリューションを提供することを目指している。

《森脇稔》

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