そのクールさで当時の若者を魅了した、ホンダ『プレリュード 2.0 Si』【懐かしのカーカタログ】

ホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログ
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“FFスペシャルティカー”を謳い、若いユーザーを中心に絶大な人気を集めた2代目『プレリュード』。搭載エンジンは当初1.8リットルの12バルブCVデュアルキャブのみだったが、1985年6月になり、高性能版として登場したのが「2.0 Si」だった。

このSiの売りはもちろんエンジン。搭載したのはB20A型の型式をもつ、当時のアコード同型の2リットル、B20A型。DOHC・16バルブユニットで、最高出力160ps/6300rpm、最大トルク19.0kgm/5000rpmの性能を発揮した。

ホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログ

当時のカタログ(2.0 Si専用仕立てで“ケース”入り、かつ改めて手に取ると紙質も厚手のものが使われていたことがわかる)でも見開き2つ、4ページがエンジンの紹介に割かれ、エンジンの単体写真とカットイラストを中心に、投入された技術のかなり詳細な説明が載せられている。

ホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログ

ほかにアッパーアームをタイヤよりも上に置き、ロアアームとの間隔を大きくとった独特のダブルウイッシュボーン式フロントサスペンション、フロントに262mmの大径ディスクやセミメタルパッドを採用した4輪ディスクブレーキ、4W A.L.B.(ABS)などの紹介も。

ホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログホンダ・プレリュード 2.0 Si 当時のカタログ

装備面では、ダイヤル操作で上下60mm、レバーで強弱4段階にに調節可能なフルバケット・ドライバーズシートの紹介や、専用デザインのラップラウンドインパネに収められたメーターはスピード/タコメーターは270度、燃料計/水温計はそれぞれ80度に広角化し、視認性を高めている……といった話も載っている。

バンパー、グリル、デュアルエキゾーストパイプ、ブロンズガラスなども2.0 Siならではのクールなディテールだった。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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