トヨタ株価が続伸…円安進行を好感した買いが継続

イーロン・マスク(4月30日)
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  • トヨタ・タコマ(北米向け)

2日の日経平均株価は前日比378円39銭高の3万6830円69銭と6日続伸。米国株高を受け、幅広い銘柄に買いが先行。為替円安を背景に、自動車株を中心に輸出関連株が買いを集めた。

1日のニューヨークダウは前日比83ドル高の4万752ドルと、昨年5月以来1年ぶりの8日続伸。トランプ米政権の関税政策の緩和期待、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の解任要求の取り下げなどが相場を支えた。

ただ、政策に対する不透明感はぬぐえず、上値は限定的だった。

ハイテク株主体の米ナスダック市場は反発し、総合株価指数はトランプ大統領が相互関税を発表した4月2日の水準を回復した。

電気自動車(EV)のテスラは0.58%安。米大手経済紙が30日、同社取締役会がイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の後任選びに着手したと報じたが、株価面ではあらためて材料視されず。


《山口邦夫》

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