カミンズは、業界初となる15リットル天然ガスエンジンを搭載した第5世代フレイトライナー『カスケディア』の生産を、ダイムラートラック・ノースアメリカ(DTNA)が今夏から開始すると発表した。
この新型トラックは、カミンズ社が開発したX15N天然ガスエンジンを搭載している。X15Nエンジンは、カミンズ社のHELMエンジンプラットフォームの第一弾として、昨年から本格生産が始まっていた。HELMプラットフォームは、天然ガスやディーゼル、水素など、顧客のニーズに合わせて特定の燃料タイプに最適化されたエンジンを提供するものだ。
第5世代カスケディアの生産は、2025年夏から開始される予定だ。126インチのバンパーからキャブ後部までの長さ(BBC)のカスケディアに搭載され、スリーパーキャブとデイキャブの両方の構成で利用可能となる。また、顧客の走行距離ニーズに対応するため、フレーム取り付けおよびキャブ後部取り付けのCNG(圧縮天然ガス)燃料タンク用のフレーム穴あけ準備オプションも提供される。