ボルグワーナーは、5月21日から23日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展する。電動化およびハイブリッド技術の最新成果を紹介し、持続可能なモビリティへのコミットメントを示す。
特に注目されるのは、改良型両面冷却パワーモジュールだ。これは、インバーターの主要コンポーネントとして、バッテリーから供給される直流電流を交流電流に変換する。シリコンおよびシリコンカーバイド製のパワートランジスタに対応し、効率向上と小型化を実現する。
また、LFPバッテリーシステムも展示される。フィンドリームズバッテリー社のブレードセル技術を活用し、高いエネルギー密度を実現。商用車やオフハイウェイ用途に適したバッテリーパックは、航続距離、安全性、信頼性を向上させる。
さらに、セル間eクーラーや電動トルクベクタリング、ディスコネクト機構、高電圧eファン、エンジンタイミングシステムなども紹介される。これらの技術は、車両の効率と性能を最適化し、クリーンで持続可能な未来への移行を支援する。
ボルグワーナーのオリビエ・アパリシオ氏は、「横浜での展示を通じて、効率と性能を向上させるソリューションを提供し続ける」と述べている。