自動車部品大手のMAHLE(マーレ)は、ペンギンの翼から着想を得た自動車用ラジアルファン「バイオニックラジアルファン」を4月23日に開幕する「上海モーターショー2025」で初公開する。
この新技術は、特に電気自動車など搭載スペースが極めて限られた車両を念頭に設計されている。
新開発のバイオニックラジアルファンは、同等品と比較して騒音レベルを60%減に相当する4デシベル(dB)低減することに成功。また、ブレード形状の最適化によりモーターの省エネ化も実現し、効率性を15%向上させた。
MAHLEグループマネージメントボードメンバー兼サーマル&フルードシステム事業部責任者のJumana Al-Sibai氏は、「新開発のバイオニックラジアルファンは、熱管理における総合的なシステム技術力とAI(人工知能)のメリットが存分に発揮された製品」と述べている。