カメラベースの経路予測AIシステム、米Helm.aiが開発

CARLA シミュレータのシミュレーションでテスト走行を実行し(上)、GenSim-2 を利用してセンサーデータを再レンダリング(下)
  • CARLA シミュレータのシミュレーションでテスト走行を実行し(上)、GenSim-2 を利用してセンサーデータを再レンダリング(下)

米国の自動運転技術企業のHelm.aiは、カメラ認識のみで自動車の走行経路を予測できるAIシステム「Helm.ai Driver」を発表した。レベル2からレベル4の自動運転を対象とし、高速道路や市街地での走行に対応する。

Helm.ai Driverの特徴は、HDマップやLiDARなどの追加センサーを必要とせず、カメラ映像のみを入力として利用できる点だ。同社独自のDeep Teaching手法を用いて大規模な実世界データでトレーニングされたこのモデルは、交差点、右左折、障害物回避、追い越しなど、複雑な市街地走行シナリオにおいて人間の運転に類似した高度な行動を示す。


《森脇稔》

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