TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を段階的に改定すると発表した。夏用タイヤは6月から、冬用タイヤは同年9月からそれぞれ価格改定を実施する。値上げ率は最大10%となる。
この価格改定の背景には、タイヤの原材料価格が高値で推移していることに加え、物流関連費などのコストが上昇していることがある。トーヨータイヤはこれまで、国内市販用タイヤ事業における拠点の最適化や物流の効率化など、改善に努めてきたが、企業努力のみでこれらのコスト上昇を吸収することは困難な状況であると判断し、価格改定に踏み切った。
価格改定の対象となるのは、トーヨータイヤ・ニットータイヤブランドの国内市販用タイヤ全商品、チューブ、フラップ。適用時期は、夏用タイヤが6月1日、冬用タイヤが9月1日からとなる。