MGは、新型電動SUV『MGS5 EV』を、第2四半期(4~6月)から欧州市場で発売すると発表した。MGS5 EVは、SUVの電気自動車セグメントで新たな基準を目指す意欲的なモデルだという。
MGS5 EVは、高い評価を得ている『MG4 EV』の特長を引き継ぎながら、最新技術と広々とした高級感のある室内空間を提供する。ラインナップは「SE スタンダードレンジ」「SE ロングレンジ」「トロフィー ロングレンジ」の3モデルが用意される。

この新型SUVは、MG4で初めて採用された高評価のモジュラースケーラブルプラットフォーム(MSP)をベースに設計。軽量シャシーにより、航続距離と走行性能が向上。リアホイールドライブと47:53の重量配分、さらにリア5リンクサスペンションにより、乗り心地と操縦性が改善された。
高性能電気駆動システムは、最大出力170kW、最大トルク350Nmを発揮する。フルトルクは50ミリ秒未満で発生し、印象的な加速性能を実現。SE ロングレンジモデルでは、0-100km/h加速を6.3秒で達成する。

さらに、5つの走行モード(ノーマル、スポーツ、コンフォート、スノー、カスタム)が導入され、あらゆる路面状況や運転スタイルに対応できるようになった。
バッテリーオプションは、SE スタンダードレンジ用の49kWhと、SE ロングレンジおよびトロフィー ロングレンジ用の64kWhの2種類が用意されている。64kWhバッテリーを搭載したSE ロングレンジモデルは、1回の充電で最大480km走行可能だ。
充電性能も向上し、49kWhバッテリーは急速充電(10%から80%まで)でわずか24分、64kWhバッテリーは28分で充電が可能となっている。