フォードモーターは、配送業務の効率化を図る新技術「デリバリーアシスト」を開発したと発表した。配送ドライバーの作業を自動化することで、1回の停車ごとに貴重な数秒を節約することを可能にする。
デリバリーアシストは、ドライバーが配送のために停車した際に、エンジンの停止、窓の閉鎖、ドアのロック、ハザードランプの点灯を自動的に行う。これにより、ドライバーは荷物の配達に集中でき、作業効率の向上が期待される。また、車両のセキュリティ強化にも貢献し、企業の車両管理者の安心感も高める。
配達完了後の発進時には、キーレスエントリーシステムでロックを解除し、ブレーキペダルを踏むだけでエンジンが再始動する。窓も元の位置に戻るなど、スムーズな発進をサポートする。ドライバーは自身のニーズに合わせて、窓やハザードランプ、ロックの自動化設定をカスタマイズすることも可能だ。