英国のACカーズは、台湾のエース・ワン・モーターズを正規ディーラーとして任命したと発表した。これは同社にとって初のアジア進出となり、国際的な販売網拡大の一環だ。
ACカーズは旧正月に合わせてこの戦略的提携を発表し、グローバル市場への注力を示した。新たなディーラーシップの設立により、同社のAC『コブラGT』シリーズのスポーツカーを新規顧客に届け、地域での認知度を高めることが期待されている。
エース・ワン・モーターズは、ACコブラGTロードスターとGTクーペモデルの販売・納車を担当し、アフターサービスも手掛ける。これらの車両は、最新の技術と工学プロセスを用いて製造された最先端のモダンスポーツカーだ。1960年代のオリジナルACコブラの精神を忠実に受け継ぎながら、現代的なパワートレインと制御技術を採用し、新次元のパフォーマンスとハンドリングを実現している。

新設されるショールームは、台北市の高級地区の大安区に位置する。金融機関や国際企業が集まるこの地域は、多くのプレミアム自動車ブランドも進出している。台北101から2kmの場所にあり、2025年第2四半期にオープンする予定だ。
ACカーズのデビッド・コンザCEOは「エース・ワン・モーターズとの提携を非常に誇りに思う。これはアジア進出の重要な第一歩であり、この戦略的に重要な市場での存在感を高めていく上で、大きな期待を寄せている」と語る。
この提携により、ACカーズは伝統あるブリティッシュスポーツカーの魅力を台湾市場に届けることになる。高性能車や高級車の販売に豊富な経験を持つエース・ワン・モーターズとの協力は、アジア市場での成功に向けた一歩となる。