三菱自動車工業は2月3日、日産自動車大学校の京都校に、クロスオーバーSUV『アウトランダー』のプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを寄贈したと発表した。
この取り組みは、自動車整備士の担い手が減少する中、両社による整備士を目指す学生の育成や採用の活性化を目的とした共同施策の一環として行われた。
日産自動車大学校は、全国に5校ある自動車整備専門学校で、国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系の課程も持つ。三菱自動車では、同校で取得した日産自動車の社内資格を、三菱自動車の社内資格としてみなし認定する施策を実施している。
今回の寄贈は、PHEVの理解促進に役立てるために行われた。アウトランダーPHEVは、エンジン、駆動用バッテリー、モーター、ジェネレーター、インバーターなど、内燃機関車と電動車のあらゆるコンポーネントを持つ最適な教材とされている。三菱自動車は、他校への寄贈も検討している。