コンチネンタルは、商用車向けの新型タイヤ「Conti EfficientPro 5」を欧州で発売した。このタイヤは、長距離輸送における燃費効率の最大化と二酸化炭素排出量の削減を目的に開発された。
新型タイヤの特徴は、シリカ化合物「vec2Sil」を採用していることだ。この技術により、転がり抵抗の低減と高い走行距離の両立を実現している。コンチネンタルの欧州・中東・アフリカ地域の製品開発責任者であるヒネルク・カイザー氏は、「新しいConti EfficientPro 5は、厳しい二酸化炭素削減目標の達成、運用コストの低減、そして電気駆動システムの未来に向けた準備を支援する」と述べている。
開発チームは、長距離輸送に特化してvec2Sil技術を最適化した。さらに、革新的なトレッドデザインにより、濡れた路面や雪道でも優れたハンドリングと制動性能を発揮する。高いグリップ力と安定性により、あらゆる天候下で安全な走行が可能となっている。