メルセデスベンツの商用車部門は、2024年の世界新車販売実績を発表した。年間販売台数は40万5600台に達したものの、前年比で9%の減少となった。
販売減少の主な要因として、米国での『メトリス』(『ビトー』)の計画的な販売終了や、欧州(上半期)と中国(下半期)での中型バンのモデルチェンジが挙げられる。さらに、米国での大型バン、中国での中型バンにおける内燃機関車の市場縮小も全体の販売に影響を与えた。
一方で、第4四半期の販売台数は10万5700台と前四半期比16%増となり、世界的な経済的課題にもかかわらず、年間で最高の四半期実績を達成した。この成長は主に欧州市場によるもので、中型バンと小型バンの販売が増加し、大型バンの販売も前四半期と同水準を維持した。