小糸製作所、米セプトン社の子会社化が完了、LiDAR事業を強化へ

小糸製作所
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自動車照明大手の小糸製作所は、米国のLiDAR(ライダー)技術企業セプトン社を完全子会社化したと発表した。2025年1月7日に手続きが完了し、セプトン社は小糸グループの一員となった。

セプトン社は、この子会社化に伴いNASDAQ市場から上場廃止となる。今後は小糸グループの一企業として事業を継続し、Jun Pei氏がCEOを務める。両社は引き続き、セプトン社の成長と安全・安心な交通社会の実現に取り組むとしている。

小糸製作所の加藤充明社長は「グループの技術・ノウハウ・実績と、セプトン社の高性能・短期開発が可能な技術力のシナジーにより、信頼性が高く、低消費電力・薄型化を実現したLiDARを開発する」と述べた。この製品は自動車メーカーや産業機器メーカー、インフラ用途など幅広い分野で高い評価を得ているという。


《森脇稔》

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