ヒョンデグループは12月3日、インド工科大学(IIT)3校とバッテリーおよび電動化分野での共同研究システム構築に向けた提携を発表した。
提携先となるのは、IITデリー校、IITボンベイ校、IITマドラス校の3校。ヒョンデは、IITデリー校内に「ヒョンデ卓越センター(CoE)」を設立し、インド市場特有のニーズに対応した電池および電動化技術の開発を主導する。
ヒョンデは2025年から2029年までの5年間で、約700万ドルを投資し、3校のIITと共同で電池および電動化関連の研究を実施する計画だ。将来的には、ソフトウェアや水素燃料電池などの分野にも研究を拡大する予定である。
この提携は、インド政府が推進する電気自動車(EV)普及政策と連動し、インドにおけるEVエコシステムの構築に貢献することを目指している。特に、IITデリー校内にある自動車研究・トライボロジーセンター(CART)との協力が期待されている。CARTはインド唯一のEV関連研究機関である。