19日の日経平均株価は前日比193円58銭高の3万8414円43銭と反発。米ハイテク株高を受け、半導体関連株を中心に買いが先行。さらに、好決算銘柄を改めて物色する動きが広がった。
18日のニューヨークダウは55ドル安の4万3389ドルと3日続落。物価上昇圧力を背景に米連邦準備理事会(FRB)による利下げ見送り観測が浮上し、株式相場の重しとなり、主力株が利益確定の売りに押された。また、米半導体大手NVIDIAの8~10月期決算発表を20日に控え、買い一巡後は模様眺めムードが支配的だった。
ハイテク株主体の米ナスダック市場は大幅に5日ぶりに反発。電気自動車(EV)のテスラは3.07%高と続伸。トランプ次期政権移行チームが自動運転車への規制緩和を検討しているとの報道を受け、同社の自動運転タクシー実用化に追い風となるとの期待から買いが入り、一時9%高まで急伸した。