韓国のネクセンタイヤが、AI(人工知能)を活用した自動タイヤ検査システムの開発と導入を発表した。このシステムは、タイヤ業界で初めてプラットフォーム形式で開発され、新工場や新設備への容易な適用が可能となっている。
ネクセンタイヤは、これまでタイヤ開発プロセスにAIを応用してきたが、今回の自動検査システムの導入により、製造プロセスにもAI活用の範囲を拡大した。
タイヤは極端な走行条件下でも乗員の安全を確保する必要があるため、製造後の検査プロセスで数百項目のテストに合格した製品のみが販売される。そのため、メーカーは欠陥品が市場に出回るのを防ぐため、わずかな欠陥も検出できるよう検査プロセスに最大限の努力を払っている。