EV充電を再エネ化、電力シェアリングが新サービス開始

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  • 環境省の推奨する「ゼロドラ」
  • 走行距離当たりのCO2排出量
  • スマートフォン・アプリを用いたサービス

株式会社電力シェアリングは、脱炭素社会実現を目指す新しい国民運動「デコ活」の一環として、モビリティ分野でのCO2排出量ゼロを実現するためのナッジ実証を、環境省の委託を受けて実施している(8月10日発表)。

環境省が推進する「デコ活」の一環として電力シェアリング、はスマートフォンアプリで簡単にEV充電の再エネ化(ゼロドラ化)を可能にするサービスの提供を開始する。ゼロドラとは、ゼロカーボン・ドライブの略称で、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使って発電した電力で充電する走行方法だ。

EVはガソリン車に比べて走行距離当たりのCO2排出量を半分にできるが、再エネ価値を充当することでゼロにすることが可能である。電力シェアリングはこれまでもゼロドラを促す数々の実証実験を行ってきた。

例えば、観光地でのサステナブル・ツーリズムの取り組みとして、EVやFVCを利用し、移動時のCO2排出量をゼロにする「ゼロ旅」のサービス実験を行い、環境省ウェブサイトで紹介された。

新サービスでは、一般消費者や事業者が簡単にゼロドラを実現できるよう、スマートフォン・アプリを開発した。EV利用者は、充電時にアプリ上で再エネ価値を購買し、簡単にゼロドラ化を実現できるようになる。

このスマホ・アプリサービスは、EVユーザーに直接提供するほか、モビリティ・物流企業にもSaaSとして提供している。既に複数の企業が利用しており、EVカーシェア向けの予約システムを提供しているZenmovなどが活用している。


《小崎未来@DAYS》

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