ポルシェ『タイカン』に純正装着、持続可能性素材の使用で認証取得…ハンコックの新タイヤ

ポルシェ・タイカンに純正装着されるハンコックの新タイヤ「iON evo」
  • ポルシェ・タイカンに純正装着されるハンコックの新タイヤ「iON evo」
  • ポルシェ・タイカンに純正装着されるハンコックの新タイヤ「iON evo」

韓国のハンコックは5月28日、「ISCC PLUS」(国際持続可能性カーボン認証)を取得した初のEV向けサマータイヤ「iON evo」を発表した。ポルシェのEVスポーツ『タイカン』に純正装着される。

この新しいタイヤは、2023年から「ABB FIAフォーミュラE」世界選手権で使用されている「iON Race」タイヤをベースにしており、45%の持続可能な原材料で構成されている。iON evoは、プレミアム車両メーカーの純正装備タイヤとして初めて、この権威ある認証を取得した。

ハンコックの開発者は、45%の持続可能な素材を使用しながらも、タイヤの安全性と性能を妥協せずに向上させることに成功した。使用された再生可能およびリサイクル材料には、穀物廃棄物からのバイオシリカ、プラスチック廃棄物からのリサイクルPET繊維コード、バイオサーキュラー合成ゴム、使用済みタイヤからのリサイクルカーボンブラック、さらには天然樹脂が含まれている。これらの材料は、従来のタイヤ成分と同等の強度、柔軟性、耐久性を持つ。


《森脇稔》

特集