【株価】テスラが下落、世界EV販売の不振が嫌気される

3日の日経平均株価は前日比387円06銭安の3万9451円85銭と続落。米国株安が見送りムードを誘い、機関投資家の利益確定売りが市場の重しとなった。

2日のニューヨークダウは396ドル安の3万9170ドルと続落。利下げの先送りに対する観測から米長期金利が上昇し、主力銘柄への売りを誘った。

ハイテク株主体の米ナスダック市場は反落。電気自動車(EV)のテスラは4.90%安。2日に発表した2024年1~3月期の世界のEV販売台数が4年ぶりに前年実績を下回った。中国メーカーの低価格攻勢、米国市場の低迷を受けた販売不振が嫌気された。

外国為替市場では円相場は1ドル=151円台半ばで推移。自動車株は高安まちまちとなった。


《山口邦夫》

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