新車の平均燃費が過去最高を記録、EVとPHEVの販売増加で 米環境保護局

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米国環境保護局(EPA)は12月20日、2022年度に米国で販売された新車の平均燃費とCO2排出量が、過去9年間で最大の改善率を記録し、過去最低のCO2排出量と過去最高の燃費を達成した、と発表した。

2021~2022年モデルの平均燃費は、0.6mpg(マイル/ガロン)向上した。これは、過去10年間の燃費向上率の2倍以上だ。2022年モデルでは、2.4mpg燃費を向上させたSUVを含め、ほとんどの車種が過去最高の燃費を記録している。

また、全新車の平均CO2排出量は3%減少し、過去最低の水準となった。2004年度以降、CO2排出量は27%減少し、燃費は35%向上した。ほとんどの自動車メーカーは過去5年間で燃費を改善し、CO2排出量、燃費、性能の目標を達成するために、さまざまな先進技術を採用し続けているという。

過去最高の燃費の達成に貢献したのが、EVとプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売の増加だ。EVとPHEVは、2022年モデルの車両全体から排出される平均CO2排出量を1マイルあたり22g削減し、2022年モデルの燃費を1.2mpg押し上げるのに貢献した。

なお、2022年度に米国で販売されたEV、PHEV、燃料電池車の全新車販売に占める比率は、2021年度の 4%から7%に増加した。2023年度には、12%に達すると予想されている。

《森脇稔》

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