ボルボカーズ、CO2排出量の削減目標を上方修正…2030年までに75%削減へ

ボルボ EX30
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ボルボカーズ(Volvo Cars)は11月30日、CO2排出量の削減目標を上方修正し、2030年までに2018年を基準として、車1台あたりのCO2排出量を75%削減すると発表した。

今回の発表は、ドバイで11月30日に開幕した「COP28」気候サミットに合わせたもの。世界のリーダーたちが議論する中、気候変動対策においてビジネスを、これまで以上に前進させることが非常に重要になっているという。

ボルボカーズは2040年までに、クライメートニュートラルな企業になることを目指している。従来は、2018年から2025年の間に、車1台あたりのCO2排出量を40%削減する目標を掲げていた。今回、CO2排出量の削減目標を40%から75%に引き上げた。

2030年までに75%削減するという目標を達成するためには、2030年までにEVのみを販売し、ボルボカーズのラインナップのテールパイプからの排出をなくすという従来の高い目標に向けた取り組みを継続する必要があるという。

また、高い目標の達成を後押しするため、世界経済フォーラムのFMC(First Movers Coalition)に加盟し、ニアゼロエミッションのアルミニウムへの移行を促進する新たなクリーン技術に購買力を集中させることも発表した。ボルボカーズは、スウェーデンの鉄鋼メーカーSSAB社と提携し、自動車業界向けの高品質なニアゼロエミッションスチールを開発した最初の自動車メーカーだ。これにより、ボルボカーズは、SSAB社からニアゼロエミッションのプライマリ―スチールとリサイクルスチール板の供給を受け、2026年までに新型車に使用する予定だ。


《森脇稔》

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