クールでリラックス、BMWモトラッドがクラシッククルーザー『R12』新型を発表

BMWモトラッド R12 新型
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BMWの二輪部門のBMWモトラッド(BMW Motorrad)は、クラシッククルーザーの『R12』新型を欧州で発表した。

新型BMW R12は「The Spirit of Easy」をコンセプトに掲げる。クールでリラックスした走行を重視しており、クラシカルなクルーザーを体現しているという。BMWモトラッドの数多くのモデルに搭載されている排気量1170ccの空油冷2気筒ガソリンエンジンは、R12の場合、最大出力95hp/6500rpmを発生する。

1970年代のBMW「/5」モデルの「トースター・タンク」を彷彿とさせるスチール製タンクが、クラシックなティアドロップ型デザインを強調する。ソロシートや湾曲した低い位置に取り付けられたリアホイールカバーと相まって、下降線を形成している。19インチの大型フロントホイールと16インチの小型リアホイールを装備した。クラシカルなクルーザーデザインは、低いシート高とワイドなハンドルバーによるリラックスしたシートポジションにも反映されている。

シャシーの全面的な新設計の一環として、新型R12には新しいエアボックスを採用している。このエアボックスは、シートの下に組み込まれた。リバースコーンデザインの2本のリアサイレンサーを備えた左出しのツインパイプのエグゾーストシステムは、クラシカルなデザインのスポーティなロードスターとクルーザーの両方のニーズに応えるものになるという。

新開発の一体型チューブラーブリッジ・スペースフレームは、リアのフレームにボルトで固定された。このフレームは、フロントとリアにメインフレームを持つ従来のモデルとは異なる。その結果、新しいフレームは従来の留め具を不要にし、軽量化を実現した。同時に、すっきりとしたクラシックな外観を可能にしている。リアフレームも鋼管製で、メインフレームにボルトで固定されている。

新しいクラシックな丸型メーター、USB-C、12Vソケットを標準装備した。オプションでデジタル表示も可能。レブカウンターは、BMWモーターサイクルの純正アクセサリーで後付けすることもできる。

《森脇稔》

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