EV充電インフラ事業「テラチャージ」を展開するテラモーターズは、北海道の枝幸町と「枝幸町とテラモーターズとの持続可能な地域づくりに関する協定」を締結した。協定締結式11月15日にテラモーターズ本社で行なわれ。
枝幸町内5施設へのEV充電器全14基を設置するなど、充電インフラ普及を推進し、脱炭素と経済の活性化や持続可能な地域づくりを進める。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速している。経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万口とするなど、充電環境の整備が全国で求められている。北海道は面積が広大かつ積雪寒冷地域であるため、航続距離が100~200kmのEVで安心して移動できるようになるためには、面的なEV充電器の設置が必要だ。
枝幸町は、人口7351人の北海道最北の町で、面積は札幌市と同等の1115平方キロを擁する。枝幸町では、脱炭素社会の実現に向け、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」として、主体的に取り組んでいくことを宣言している。
一方、テラチャージは、初期費用・ランニングコスト無料による充電インフラの提供を実現し、日本全国にEV充電器の設置を進めている。この度、EV充電インフラの普及に向けて両者でシナジーが得られるものとして、枝幸町とテラモーターズは協定を締結した。
協定における協力事項は、クリーンエネルギー自動車の普及促進、次世代を中心とした環境問題への意識啓発、地域防災力の向上、観光及び産業の振興、地域の魅力向上、その他、持続可能な地域づくりに関することなどが含まれる。
この協定に基づいて、2024年内に枝幸町の5施設にEV充電器全14基を設置する予定だ。設置箇所は、枝幸町中央コミュニティセンター、枝幸町屋内多目的グラウンド、枝幸町ホテルニュー幸林、枝幸町認定こども園、道の駅マリーンアイランド岡島。