BMWグループ(BMW Group)は10月11日、EV向けバッテリーの新工場の建設を、米国サウスカロライナ州ウッドラフで開始した、と発表した。
BMWグループは、米国スパータンバーグ工場でのEV生産準備に10億ドル、ウッドラフにバッテリー組立工場を新設するために7億ドル、合わせて17億ドルを米国事業に投資すると発表した。2030年までに、BMWグループは少なくとも6車種のEVを、米国で生産する計画だ。
2026年に完成するウッドラフ工場では、BMWのEVに搭載される第6世代のバッテリーを生産する。300人以上の雇用が創出される予定で、さらに雇用を拡大する機会もある。
BMWグループはEV向けバッテリーセルをパートナーのAESCから購入する。AESCは、BMWを最初の顧客として、サウスカロライナ州フローレンスに30GWhのバッテリーセル工場を新設する。AESCは第6世代のBMW 「eDrive」テクノロジー用に設計された新開発の丸型リチウムイオン電池セルを生産する。フローレンスのAESC工場で生産された電池セルは、ウッドラフ工場に出荷され、最終的にはフルEVのBMWのSUV「X」モデルに搭載される。