インフィニティが新デザインを提示、大型SUVコンセプトの『QXモノグラフ』を発表

インフィニティ QX モノグラフ
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日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)の米国部門は8月17日、次世代の大型SUVを提案するコンセプトカー『QXモノグラフ』を、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開した。


◆竹林の壮大さをイメージしたダブルアーチグリル

QXモノグラフは、インフィニティのデザイン言語の今後の方向性を示す1台だ。日本の伝統にインスパイアされ、芸術性を重視したディテールが特長になる。

QXモノグラフのフロントには、竹林の壮大さをイメージしたダブルアーチグリルを装備した。グリル内部のメッシュパターンは、静かな竹林からインスピレーションを得ている。直立したラインは、竹林の中で見られる有機的な形状をイメージしており、茎がそよ風になびき、交差している様子を表現した。

また、メインヘッドライトとデイタイムランニングライトを分離したライティングシステムを採用する。ロービームとハイビームを内蔵したメインヘッドライトをフロントバンパーに配置し、「デジタル・ピアノ・キー」と呼ばれるデイタイムランニングライトを上側にレイアウトした。このデジタル・ピアノ・キーには、複雑な「きもの折り」パターンが施されている。

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◆立体的なINFINITIエンブレム

QXモノグラフには、複雑な茜色のボディカラーを採用した。ほのかに赤く染まったウィンドウガラスにグロスブラックのルーフの組み合わせは、日没時に現れる色合いのスペクトルの変化を解釈したものだという。光線や見る角度によって色が変化する塗装は、周囲の影や光を取り込み、豊かな躍動感を表現している。

立体的なINFINITIエンブレムが、QXモノグラフのダブルアーチグリルに採用された。この新しいエンブレムは、純白のイルミネーションによって輝き、地平線へと続く明るい道を際立たせている。

竹をイメージしたフロントグリルのメッシュパターンは、フロントフェンダーにも埋め込まれ、視覚的アクセントとした。エアインテークはグロスブラック仕上げで、ボディカラーとの強いコントラストを生み出している。

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◆ボディの横幅いっぱいに配置されたテールランプ

QXモノグラフのテールランプは、ボディの横幅いっぱいに配置された。スモーク仕上げのテールランプは、鮮やかな赤色で点灯する。テールライトの上側は強調されており、下側には6本のライトバーが水平に連なっている。この組み合わせが、印象的なシグネチャーを生み出すと同時に、光が水面で揺らめく様子を再現しているという。

フロントとリアの照明には、「ようこそ」と「さようなら」のアニメーションモードが付く。フロントでは、グリル内の立体的なINFINITIエンブレムからアニメーションが始まり、グリルの竹をイメージしたメッシュを強調しながら外側に移動する。

QXモノグラフには、大胆なレッドに、グロスブラックとシャドークロームのスポークを備えたマシーン仕上げの大径アルミホイールが装着された。デザインは、風力タービンからインスピレーションを得ている。ルーフには、きもの折り模様のモチーフが大きくあしらわれた。茜色で仕上げられた幾何学模様が、グロスブラック仕上げを際立たせる、としている。

《森脇稔》

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