モリタの新型はしご消防車は北欧ブロントスカイリフトと共同開発…東京国際消防防災展2023

モリタ・ロイカ・エアリアルラダー(東京国際消防防災展2023)
  • モリタ・ロイカ・エアリアルラダー(東京国際消防防災展2023)
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消防・防災に関する展示会「東京国際消防防災展2023」が6月15~18日の4日間、東京ビッグサイトで開催された。モリタは、EN規格対応先端屈折式はしご付消防自動車『Loikka Aerial Ladder』(ロイカ・エアリアルラダー)を出品した。

フィンランドのブロントスカイリフト社と共同開発した、EN規格(EU域内における統一規格)対応のはしご付消防自動車だ。相互の技術だけではなく販路も活用することで、グローバル展開の加速が期待される。展示車両はシャシーはスカニア『P360』を用いるが、今後はモリタが独自開発した「ePTO」(車載バッテリーからの動力取り出し機構)を搭載することにより、EVシャシへの対応も視野に入る。

ブロントスカイリフト社は1972年設立。最大地上高112mの屈折はしご付消防車および高所作業車をラインナップに持つ世界的なブランドだ。フィンランドのタンペレに本社を置き、世界100か国以上に製品を販売している。2016年にモリタホールディングスの連結子会社になった。

●東京国際消防防災展2023

東京国際消防防災展の開催の趣旨は、過去に発生した災害を教訓とした災害対策や多様化する災害リスクを周知し、市民の防火防災意識と行動力を向上させること。またセーフシティの実現に向け、住民・企業・行政による3者相互の連携強化並びに関連技術・産業の振興を促進することを目的とする。

会場には国内外の消防・防災に関する最先端のサービスや製品が一堂に集結した。展示内容は、「消火、救急、救助、避難・誘導」、「防災・減災・災害対策」、「情報システム、通信サービス」、「その他、消防防災に関する製品・サービス」の4分野になる。

11回目となる今回は、325社・団体、1652小間(屋内:1254小間、屋外:398小間。開催前の事前集計)の出展となり、前回を上回る出展者数となった。主催は東京消防庁、東京ビッグサイト、東京国際消防防災展2023実行委員会。

《高木啓》

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