カワサキモータースジャパンは、4気筒エンジン搭載の新型スーパースポーツ『Ninja ZX-4R』『Ninja ZX-4RR KRTエディション』を7月15日より発売する。
大型二輪免許が自動車教習所で取得可能となった1996年まで、400ccクラスは国内二輪市場の主役だった。中でも4気筒エンジン搭載モデルはその走行性能の高さで人気を集めた。しかし、主役の座は大型二輪に移り、昨年10月31日には400ccマルチ最後の砦であったホンダ『CB400スーパーフォア』の生産が終了。国内400ccクラスから4気筒エンジン搭載モデルは姿を消した。そんな中、カワサキはインラインフォー・パワー復活を告げる『Ninja ZX-4R SE』と『ZX-4RR KRTエディション』を発売する。
新型車は『Ninja ZX-25R』をベースとする軽量・コンパクトな車体に最高出力77ps(ラムエア加圧時は80ps)を発揮する399cc水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載。軽快さとコンパクトネスを追求したフレーム、フロントデュアルディスクブレーキや高性能な前後サスペンションユニットを組み合わせた高次元コンポ―ネントを形成することでスーパースポーツらしい運動性能、ハンドリングを実現している。また、ハイパフォーマンスと扱いやすさを両立させたパッケージングとしてTFTカラー液晶ディスプレイ、トラクションコントロールとパワーモードを統合したインテグレーテッドライディングモードを装備する。
Ninja ZX-4R SEはスモークウインドシールドやUSB電源ソケット、フレームスライダーなどを装備するツーリングライダー向けモデル。カラーはブラック×グレーとブルー×ブラックの2色。価格は112万2000円。
ZX-4RR KRTエディションはフルアジャスタブル SHOWA BFRC-lite リヤサスペンションを装備するなど、サーキットでのパフォーマンスを重視したバージョン。ライムグリーン×エボニーの「RR」ネーミング入りグラフィックを採用する。価格は115万5000円。