パイオニア、米CerebrumX社と戦略的パートナーシップ締結…コネクテッドカー事業拡大へ

モビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」
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パイオニアは6月6日、AI(人工知能)を活用したモビリティデータサービスを展開する米国CerebrumX社への出資および業務提携を決定し、コネクテッドカー事業の拡大に向けた戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

CerebrumX社は、OEM各社との連携により、北米市場におけるコネクテッドカーの70%、1500万台以上の車両からリアルタイムデータを収集、統合、分析するプラットフォームを運用。保険、フリート管理などのサードパーティーパートナー向けに、革新的なサービスを提供している。

今回の戦略的パートナーシップ締結により、両社はOEM向けコネクテッドサービスをはじめ、保険、フリート管理、整備メンテナンスなどアフターサービス提供企業向けに、データに基づく革新的なモビリティサービスを開発することで合意。パイオニアは独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」を活用したモビリティサービスや既販車に後付け可能なコネクテッド製品を提供する。一方、CerebrumX社は、コネクテッドカーのデータを取得、統合し、AI/ML(機械学習)アルゴリズムによりさまざまな企業に適した高度な分析を行い有用なインサイトを得られる、業界初の「Augmented Deep Learning Platform(ADLP)」を提供する。

両社は北米と日本を起点にグローバルに協業事業を拡大し、今後普及拡大するコネクテッドカーとパイオニアのコネクテッド商品を搭載した既販車の両方に対応するワンストップのコネクテッドサービスプラットフォームの提供を目指す。コネクテッドカーと非コネクテッドカーの両方に対応するCerebrumX社の単一プラットフォーム「ADLP」を活用。フリートオペレーターのリアルタイムモニタリングによる総所有コスト(TCO)の最適化、ドライバーの行動に基づく自動車保険会社の個別保険プランの開発、EVエネルギーマネジメントによるグリーンモビリティの推進、車両のダウンタイムとメンテナンスに対する効果的なソリューションなどを共同で開発する。

《纐纈敏也@DAYS》

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