フィスカーの電動SUV『オーシャン』、予約と受注が好調…全世界で6万5000台に到達

707kmの航続は欧州で販売されているフルEVのSUVの中で最長

550hpツインモーター搭載の「エクストリーム」

17.1インチの高解像度ディスプレイ搭載

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フィスカーは5月9日、新型電動SUV『オーシャン』(Fisker Ocean)の予約と受注の台数が、全世界でおよそ6万5000台に到達した、と発表した。

◆707kmの航続は欧州で販売されているフルEVのSUVの中で最長

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オーシャンはフィスカー初の電動SUVだ。オーシャンの欧州仕様車には、20インチホイールとタイヤを標準装備する。この場合の航続は、最大707km(WLTPサイクル)。オプションの 22インチホイールとタイヤを装着した場合でも、航続は700kmを超えることから、オーシャンが、現在ヨーロッパで販売されているフルEVのSUV の中で、最長の航続になるという。

バッテリー、モーター、ブレーキ、タイヤのエンジニアリングのおかげで、大径の22インチタイヤを取り付けても、標準の20インチタイヤと比較して、WLTPサイクルの航続への影響が最小限に抑えられるという。さらに、オーシャンのホイールアーチライニングとアンダーボディの空力設計により、空気の流れが最適化され、車両のパフォーマンスとドライビングエクスペリエンスがさらに向上している、と自負する。

オーシャンには、「エクストリーム」、「ウルトラ」、「スポーツ」の3グレードを基本に、発売記念限定車の「ワン」も用意する。すでに一部のグレードは、複数の市場で完売しているという。

◆550hpツインモーター搭載の「エクストリーム」

オーシャンには、マグナが新開発した「FM29」と呼ばれるプラットフォームを採用する。この新世代のプラットフォームからは、さらに2車種の新型フィスカーモデルが、登場する予定だ。

オーシャンには、シングルモーターのスポーツや、ツインモーターのウルトラ、エクストリーム、発売記念限定モデルのワンなどのグレードが設定される。シングルモーターのスポーツの場合、最大出力は275hpを発生する。0~96km/h加速は6.9秒だ。

ツインモーターでAWDのウルトラは、最大出力が540hpで0~96km/h加速は3.9秒だ。同じくツインモーターでAWDのエクストリームは、最大出力が550hpとなり、0~96km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。

◆17.1インチの高解像度ディスプレイ搭載

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スポーツには、「アースドライブモード」と「ファンドライブモード」がある。ウルトラとエクストリームには、「ハイパーモード」が追加される。エクストリームとワンには、「オフロードモード」が用意される。パフォーマンスと安全性を強化するために、スマートトラクショントルクベクタリングシステムが採用されている。

新開発のセンタースクリーンとUI(ユーザーインターフェイス)を採用する。ダッシュボードの中央には、17.1インチの高解像度「Revolve4」ディスプレイを配置した。通常走行時には「ポートレートコントロールモード」表示となり、停止時には「ランドスケープハリウッドモード」表示に変更できる。

このランドスケープハリウッドモードは、プレミアムオーディオのオプションと組み合わせて、前席と後席の乗員に没入型の視聴体験を提供するという。オーシャンは、無線アップデートによって、その機能を向上させることができる、としている。

《森脇稔》

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