【スーパーフォーミュラ 第2戦】チャンピオン野尻智紀がポールトゥウィンで今季初優勝

優勝した#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
  • 優勝した#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
  • 優勝した#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
  • 2位の#38 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
  • 3位の#3 山下健太(KONDO RACING)
  • 4位の#37 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
  • 5位の#15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
  • #1 野尻智紀(TEAM MUGEN)と#53 大湯都史樹(TGM Grand Prix)のトップ争い
  • スタートシーン

静岡県・富士スピードウェイで9日、スーパーフォーミュラ第2戦が行われ、ポールポジションからスタートした#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールトゥウィンを飾った。

前日に行われた開幕戦に続き、富士スピードウェイを舞台に開催された第2戦。午前中に行われた公式予選では#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)が2戦連続のポールポジションを獲得した。2番手は#37 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)で、こちらも2戦連続。3番手と4番手は前日と入れ替わり、#53 大湯都史樹(TGM Grand Prix)、#15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)の順となった。

決勝レースは41周。3番グリッドの大湯は今回もスタートを決め、宮田を抜くと1コーナーではトップの野尻に並びかけた。ここでは抜くには至らなかったが、その直後のコカ・コーラコーナーで一気に野尻をオーバーテイク。大湯はトップでホームストレートに戻ってきた。

この2台は1秒程度の差を保ったままレースが進んだが、3位#38 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)の後ろ、#3 山下健太(KONDO RACING)と宮田による4番手争いは激しく、毎ラップごとに順位を入れ替える激しいバトルが繰り広げられた。

8周目、スピンしてコース上に止まったマシンがあったためセフティーカーが導入された。この時点の順位はトップが大湯、以下野尻、坪井、山下、ローソン、宮田と続いていた。セフティーカーランのまま9周目が終了し、これでタイヤ交換義務を消化できる周回数となったため、ほぼ全車がピットイン。ピットは大混乱となった。そんな中、ペナルティでほぼ最後尾に落ちていた#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がステイアウトを選択。トップに浮上した。

ピットイン組は野尻が大湯を抜いて2位でコースに復帰。大湯は3位となった。以下坪井、山下、宮田、ローソン、#5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の順でセフティーカーランが続いた。

リスタートは13周目。大湯はトップを取り戻そうと一瞬前に出たが、オーバースピードでラインを外してしまい抜くには至らず。これでタイヤを痛めたのかペースが上がらずじわじわと後退。最終的にタイヤのトレッドが剥がれてタイヤ交換を行い、大湯は大きく順位を落としてレースを終えた。

トップ平川は後続との差を広げ、タイヤ交換を行っても順位を大きく落とさない作戦だった。しかし思うようにペースは上がらず苦戦。さらには残り2周でタイヤ交換を行った際にタイヤのナットが締まっていないというミスがあり最後尾に転落した。

2位を走る野尻は3位坪井との差を徐々に広げながら快走。終盤には坪井も野尻との差を縮める場面もあったが追いつくには至らず、野尻がポールトゥウィンで今季初優勝を飾った。

2位は坪井。そしてローソンが3位でチェッカーを受けたが5秒加算ペナルティを受けており、牧野が3位となった。その後ろの宮田が4位。ローソンは5位という結果になった。

次戦、第3戦は4月22日・23日の日程で、鈴鹿サーキットを舞台に開催される。

■スーパーフォーミュラ第2戦富士 決勝レース結果

1. #1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2. #38 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
3. #3 山下健太(KONDO RACING)
4. #37 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
5. #15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
6. #7 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
7. #12 福住仁嶺(ThreeBond Racing)
8. #5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
9. #65 佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)
10. #39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
11. #14 大嶋和也(docomo business ROOKIE)
12. #50 松下信治(B-Max Racing Team)
13. #19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
14. #4 小高一斗(KONDO RACING)
15. #64 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
16. #18 国本雄資(Kids com Team KCMG)
17. #55 ジェム・ブリュクバシェ(TGM Grand Prix)
18. #51 ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)
19. #6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
20. #53 大湯都史樹(TGM Grand Prix)
21. #20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
以上完走扱い

--. #36 ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)

《藤木充啓》

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