EVモードの航続110km、BMW X5 改良新型にPHEV…3月3日ワールドプレミア

システム全体のパワーは394hpから490hpへ向上

矢印型のデイタイムランニングライトを組み込んだ新デザインのヘッドライト

「BMWオペレーティングシステム8」と「BMWカーブドディスプレイ」

BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」
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BMWは2月28日、SUV『X5』(BMW X5)の改良新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)「xDrive 50e」グレードを3月3日、米国で開幕するコンクールデレガンスイベント「Amelia」でワールドプレミアすると発表した。

◆システム全体のパワーは394hpから490hpへ向上

BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」

xDrive 50eグレードは、従来の「xDrive 45e」グレードの後継モデルになる。PHEVパワートレインのエンジンは、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボだ。最大出力は286hpから313hpへ、27hp強化された。

8速「ステップトロニックスポーツ」トランスミッションに組み込まれるモーターは、最大出力が113hpから197hpへ、84hp向上した。システム全体のパワーは、394hpから490hpへ、96hpアップ。システム全体のトルクも、61.2kgmから71.4kgmへ、10.2kgm引き上げられた。動力性能は、0~100km/h加速が5.6秒から4.8秒へ、0.8秒短縮している。

二次電池は、蓄電容量25.7kWhと、従来よりもおよそ25%大容量化したリチウムイオンバッテリーだ。この効果で、EVモードの航続は、最大110km(WLTPサイクル)に拡大している。新しいCCS(コンバインド充電システム)ユニットにより、最大 AC 充電出力が、従来の2倍の7.4Wに引き上げられた。また、「BMW Charging」のデジタルサービスは、「My BMWアプリ」に統合されている。

◆矢印型のデイタイムランニングライトを組み込んだ新デザインのヘッドライト

BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」

改良新型の外装は、フロントに新形状のヘッドライトを採用した。従来よりも、35mmスリムになった。矢印型のデイタイムランニングライトが組み込まれており、ウインカーとしても機能する。オプションで、アダプティブコントロールを備えたマトリックスLED ヘッドライトと、眩しさを抑えたハイビームのBMWセレクティブビーム、Mシャドウラインライトが選択できる。

フロントバンパーも新デザインだ。直列6気筒エンジン搭載車では、オプションで光るキドニーグリル、「BMW Kidney Iconic Glow」が選択できる。フロントサイドパネルには、新デザインのエアブリーザーを組み込んだ。「エクステリアライン・サテン・アルミニウム」トリムとサテンアルミ製ルーフレールを標準装備している。

テールランプも新形状とした。L型を上下に組み合わせて 、X字を形成している。

◆「BMWオペレーティングシステム8」と「BMWカーブドディスプレイ」

BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」BMW X5 改良新型のPHEV「xDrive 50e」

改良新型では、センターコンソールに従来のシフトレバーに代えて、トグル式のギアセレクターが装備された。このセンターコンソールには、iDriveコントローラー、エンジンのスタート/ストップボタン、電動パーキングブレーキスイッチなどもレイアウトされている。

「BMWオペレーティングシステム8」に最新世代の「iDrive」コントロール&操作システムを統合する。室内には、直感的なタッチコントロールと音声による制御が可能な 「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆った。

BMWコントロールディスプレイのタッチコントロール機能により、スイッチの数が大幅に削減され、さまざまな機能をデジタルでコントロールできる。新しくデザインされたダッシュボードは、スリムなエアベントが特長。助手席前方のトリムには、LEDバックライトを備えたアンビエントライトバーが付く。明るさや15種類の色の切り替えは、iDriveメニューで操作できる、としている。

《森脇稔》

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