ヒョンデ『アイオニック6』、航続580kmと認定…今春米国発売へ

Cd値0.22の空力性能が航続拡大に貢献

ツインモーター仕様は0~96km/h加速5秒以下

繭に着想を得たインテリア

ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)
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ヒョンデは1月31日、新型4ドアクーペEV『アイオニック6』(Hyundai Ioniq 6)の米国仕様車の航続が、EPA(米国環境保護局)から最大361マイル(約580km)と認定された、と発表した。今春、米国市場で発売される予定だ。

◆Cd値0.22の空力性能が航続拡大に貢献

ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)

アイオニック6は、日本市場にも導入されている『アイオニック5』に続くモデルになる。アイオニック5は、5ドアハッチバックのEV。これに対して、アイオニック6は、ユニークな流線形シルエットを持つ4ドアクーペEVになる。

アイオニック6は、「シングルカーブの電動ストリームライナー」を標榜する。ボンネットの先端からルーフ、リアエンドへと続く緩やかなカーブが特長だ。米国仕様車の場合、前面空気抵抗を示すCd値は、ヒョンデ車で最も低い0.22を達成した。これにより、航続の拡大に貢献する。

アイオニック6のボディサイズは、全長4855mm、全幅1880mm、全高1495mm、ホイールベース2950mmだ。足元には、18インチまたは20インチのアルミホイールが選択できる。

◆ツインモーター仕様は0~96km/h加速5秒以下

アイオニック6には、2WD(後輪駆動)とAWDの2種類の仕様を用意した。最上位のデュアルモーターAWDでは、前後に搭載されるモーターが米国仕様の場合、最大出力320hp、最大トルク61.7kgmを引き出す。パワフルなツインモーターは、0~96km/h加速5秒以下の性能を可能にする。

2WD(後輪駆動)のシングルモーター搭載車は、米国仕様の場合、最大出力225hp、最大トルク35.7kgmを発生する。バッテリーは2WDとAWDともに、「ロングレンジ」仕様の場合、蓄電容量が77.4kWhと大容量とした。米国仕様車の2WDの場合、1回の充電での航続は、最大で約580kmとEPAから認定された。

ヒョンデの「エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットフォーム(E-GMP)」車台を採用した。E-GMP は800V の急速充電に対応しており、18分でバッテリー容量の80%を充電できる。また、追加のコンポーネントやアダプターなしで、400V充電を可能にしている。

◆繭に着想を得たインテリア

ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)

インテリアは、繭に着想を得た。乗員がくつろげるように設計されており、パーソナライズされたインテリアスペースを目指している。デュアルカラーアンビエント照明により、64色のスペクトルと6つのテーマから、照明パターンを選択できる。「スピードシンクライティング」モードは、走行速度に基づいて室内照明の明るさを変更することにより、エモーショナルな運転体験を追求している。

インフォテインメントシステムには、最新のバッテリー充電状態に基づいて、リアルタイムの航続予想を表示する。コネクテッドカーサービスは、移動の途中で充電ステーションに立ち寄ることを考慮して、最適なルートを検索する。

モジュラータッチスクリーンを配したダッシュボードは、12インチのフルタッチインフォテインメントディスプレイと、カスタマイズ可能な12インチのデジタルメータークラスターを一体デザインにした、としている。

《森脇稔》

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