JR東日本盛岡支社は1月20日、2023年の運行で最後となる釜石線『SL銀河』の運行計画を発表した。
同列車は、岩手県営運動公園(岩手県盛岡市)で静態保存されていたC58形蒸気機関車239号機(C58 239)を動態復元し、2014年4月12日から運行を開始。釜石線は山岳線のため、JR北海道から旅客車としてキハ141系を譲り受け、動力付きのキハ142 701、キハ143 701、動力なしのキサハ144 701・702がC58 239と協調運転を行なっている。

キハ141系は国鉄時代の50系51形客車を改造したもので、1990年からJR北海道札沼線(学園都市線)で運用されていたが、客車時代から数えても製造から40年以上が経過しているため老朽化が顕著で、これを理由に運行継続が断念されることになった。
2023年は3月25日の釜石行きから運行が開始され、定期運行の最終日は釜石行きが6月3日、花巻行きが6月4日となる。その後、6月10・11日にはツアー列車として運行され、これがラストランとなる。
