JR九州は11月18日、西九州新幹線用N700S増備などへ向けて「グリーンボンド」を発行すると発表した。
グリーンボンドとは、地球温暖化などの環境問題解決に貢献する「グリーンプロジェクト」と呼ばれる事業の資金調達のために発行される債権のことで、今回、償還期限3年のものが50億円、5年のものと10年のものが100億円ずつの計250億円が発行される。11月18日時点では金融機関を中心に39の投資家が投資を表明している。
現在、JR九州のN700S(N700S8000番台)は6両編成4本24両が在籍しており、そのうち1本が予備となっているが、フルに4本を運用するため、今回の資金調達により1本が増備されることになった。
調達する資金の用途としては、ほかに鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市)の西口複合ビル、長崎駅(長崎県長崎市)の新長崎駅ビルの建設が挙げられており、いずれも2023年秋に開業する予定。