秘匿データを保護したい…車載電池データの流通システム構築で NTTデータとデンソー

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  • データ連携プラットフォームの全体像

NTTデータデンソーは秘匿データを保護しながら必要なデータのみ相互流通できる安全性の高いシステムを実現するため、電動車向けバッテリーに関する業界横断エコシステムを構築する。

両社は2023年度中のサービスの商用化を目指して、自動車業界・製造業向け共通プラットフォームの構築を検討する。

欧州では、今後施行される欧州電池規制に対応するため、データ流通構想をまとめた「Gaia-X」や、ドイツの自動車メーカーやIT企業中心に「Catena-X」といった仕組みの構築が進んでいる。ドイツ自動車関連企業と取引する日本の部品メーカーなども「Catena-X」を利用したデータ流通を求められる。

ただ、日本の企業が「欧州電池規制」に対応するため「Catena-X」でデータを流通する場合、カーボンフットプリントなどの必要な情報だけでなく、自動車の構成部品の原材料や受発注に関する情報など、企業秘密にかかわるデータが海外のデータセンターに保管される。


《レスポンス編集部》

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